28.駆け込み女と駆け出し男
28.駆け込み女と駆け出し男

監督・脚本:原田眞人
音楽:富貴晴美
中村伸次郎(大泉 洋)
じょご(戸田恵梨香)
お吟(満島ひかり)
戸賀崎ゆう(内山理名)
田の中勘助(松岡哲永)
法秀尼(陽月華)
お勝(キムラ緑子)
三代目柏谷源兵衛(樹木希林)

拡大して見ると良く理解できると思う

映画を観るまで「井上ひさし」の原作だとは知らなかった。彼の独特のユーモアと笑いが散りばめられていた。とは全く判らないのだが、2年間の禁欲・修行中に想像妊娠するとか、浣腸の挿入先を間違えるとか笑わせるポイントはなかなかのもので、井上氏のアイデアか、原田氏のアイデアかは判らないが、原作の「東慶寺花便り」が是非とも読みたくなって、Amazonに発注した。もっと沢山の駆け込み女がそれぞれ短編の形で描かれているらしいから、当時の女性の結婚観が見えて来るかも知れない。
ただ、映画ではお吟とじょごの2人に戸賀崎ゆうを絡めた主に3人を中心に描いているのだが、お吟の駆け込み理由(女心として惚れた男に自分の行く末を晒したくない?)が今ひとつ今の世の中の状況で「あり」とするには(当時としてもかな?)説得力に欠けていた気がするし、満島ひかりの役どころとしても物足りない気がした。「女とはそういうもの」というか私の女に対する理解の無さなのかも知れない。監督がその不思議な部分に惹かれたとしたら、もう少し説明が欲しいところだ。







この映画の東慶寺と共に縁切り寺として知られ朱印状も与えられていた高徳寺が現在の群馬県太田市にある。ここは廃寺となった後、焼失したが、現在、縁切寺満徳寺資料館(群馬県指定史跡)が開館し、遺跡には本道、山門が復元されている。渡良瀬自転車道からほど近く、何度も行き来している間に一度訪問している。徳川秀忠の娘・千姫が秀頼との縁切りのためにこの寺に入ったという話とあの天秀尼(秀頼の娘)が千姫の養女となって東慶寺に入ったという話の秀頼との関わりや同じ縁切り寺という歴史が面白い。
さらに面白いのは、縁切り厠と縁結び厠が現代の水洗便所で作られて展示されている。
縁切り厠というのがあちこちにあったという逸話などが解説されていて興味深い。
